キリンジ – ニュータウン

今更ながら名曲。1998年。

肩に降る雨をまとう ひるがえす ひるがえす
言葉、言葉、言葉、言葉
シャツとコートが擦れ合う 振り返る 振り返る
君を、君を、君を、君を
ひしゃげた傘の歌は もう歌いたくないのだろう

虹とそのスカーフの 衣擦れを聞いて
今日という日君に出会えて
オォ、ダァリン 光の匂い 昼のサイレン 緑のシグナル
新しい街 仰ぎ見るビル
そうさ! 今日もまた 追うよ

視界の隅に落ちた 長い影を
響き渡るのか? 銀色の声
誰さ? 恋の歌 カナリア?
書き割りの空の むこうの雲から
宇宙の木の実を頬張る むせかえす むせかえす
言葉、言葉、言葉、言葉
屋根から悪魔が落ちる つむじ風 たちまわる
二人、二人、二人、二人

茨の冠は もう打ち遣りたいのだろう
脊髄 駆け抜けてく 悲しみを たやすく
追い抜いてく 君は誰だ?
オォ、ダァリン 一雨降れ
つるべ落としに 逃げたヒグラシ
新しい街 仰ぎ見るビル
そうさ! 今日もまた 追うよ

視界の隅に落ちた 長い影を
響き渡るのか? 銀色の声
誰さ? 恋の歌 カナリア?
書き割りの空の むこうの雲から
新しい街 仰ぎ見るビル
そうさ! 今日もまた 追うよ
少しだけ前よりも 若い僕さ!

響き渡るのか? 銀色の声
誰さ? 恋の歌 カナリア?
燃えさしの太陽の 沈む路地から

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