月別アーカイブ: 2011年11月

サクラ

pantone

食べログを見ていて、違和感があった。

superjs1

食べログが、各店舗からのバックマージンを
貰い、こういう人(もしくは無人=bot)に評価し
て貰うのだろう。

どのようなシステムにも限界はあり、利用者
自身の判断が大切だと再認識。

from JMM

TPPを導入した場合の経済格差拡大について、三ツ谷誠さ
んの考え方が私と近い。

ちょっと長いが引用。

=======引用開始=======

 例えになるかどうか分かりませんが、ビジネスクラスやフ
ァーストクラスを利用して各地の一流レストランで食事を楽
しむ豪華旅行の豊かさではないけれど、とりあえず格安チ
ケットで同じローマ、同じパリを廻り、最低限シャワー付き
で安全の確保された部屋に泊まり、その地その地で同じマ
クドナルドを食べたような世界旅行はかなり多くの人々に
確保された世界、そんな世界、そんな豊かさでしょうか。

 かなりの程度でその豊かさは確保できている世界におけ
る「経済的格差」を問題にする必要がどこにあるのか、よく
分かりません。

 人間性を歪める貧困の根絶は何より必要でしょうし、理想
的には最低限の教育や機会がこの世界に生を享けた全て
の人に与えられ、その一人一人の意思が政治に反映する
回路が担保された世界(現代日本はもう十分にそんな世界
だと私は思いますが)、その建設に逆行する試みは阻止さ
れて然るべきだと思いますが、豊かさの中での相対的な経
済格差の拡大については、どうしてそれが問題なのでしょ
うか?

 六本木の高層マンションに住んで、セレブ(笑)な友人・知
人たちとしばしばパーティを開き、自家用ジェットで南の島に
モデルの彼女と遊びに行く生活。例えばそれが格差の中で
の「勝ち組」の生活、極北なのだ、として、本当にそれを羨ま
しいと誰が思うのでしょうか?

 ずっと以前にも書きましたが、そのマンションを遥か地上の
小さなアパートから仰ぎ見ていても、何かしら自分のテーマ
を持って、岩波文庫の古典に読み耽る若者がいたとしたら
(初老の男でも構いません)、「勝ち組」の男とその若者のど
ちらが本当の意味で豊かなのか分かりません。それは誰に
も分からないし、決められない事項ではないかと考えます
(私は個人的には岩波派ですが)。

 ただ問題は、その若者(初老の男でも構いません)に対し
て、六本木の「勝ち組」が、何らかの形で彼が読みたいと切
望する岩波文庫を取り上げる権力を持っているかどうか、確
かにそこには存在すると思いますが、「僕が僕であること」
「僕が僕になろうとすること」を、強制力を持って止める権力
は、ありがたいことに現在の日本には存在しないように感じ
ます(寧ろ、社会も政府も「君が君であるように、頑張れ」と
気味悪く優しく支援しているのが21世紀の日本ではないで
しょうか)。

=======引用終了=======

昔、姉と話をしていて、近くに住んでいたレントゲン技師
を例とし
「金を持ってないと分からない世界がある」
と言っていたので、違和感があった。

その世界にどれだけの価値があるのか。
逆に、どれだけ金があれば分かるのか。