月別アーカイブ: 2012年11月

12/10/15 鼎談

Fan Ho

早上がりが出来たので。

holly
murphys
ardbeg galileo
ココナツの蒸留酒
johnny walker blue label
connemara

珍しい事に、途中で菊地さんがいらしたので
身内飲みになり、次の企画の相談をしつつ、
菊地さん自家製梅干しのおむすびを頂く。
# 銀座にyellow spiceが出来たとのこと。

bar on
苦いリキュール
30y ぐらいの gordon ginn

谷口さんが自分の両親と同い年な事を知る。

“世界の” from JMM

 かなり以前のおぼろげな記憶ですが、当時勤めていた
会社の会議室に大型液晶テレビがあり、「世界の亀山モ
デル」というステッカーが貼ってありました。それを見て、
ぼんやりとですが、違和感を持ったことを覚えています。

 日本人は「世界の何とか」という言い方が好きで、
「世界のクロサワ」あたりから始まり、「世界の王」
「世界のサカモト」「世界のミヤザキ」「世界のたけし」
など、大きな業績を挙げ、国外でも名を知られる人がそ
う呼ばれます。それぞれの人の立派な仕事ぶりには疑問
の余地がありませんが、「世界の何とか」という言い方
には、誇らしさとともに、「あっち側」へ行ってしまっ
た人、というニュアンスがあり、むしろ日本人の世界へ
の距離感を感じます。実際、英語でこうしたニュアンス
を持つ表現はありません。

 いずれにせよ、「世界の何とか」という表現は、純粋
に日本人向けの表現です。その人が「世界の」と言われ
るような人であることを、日本人に対して示すことに意
味があります。「世界の亀山モデル」についても同様で、
いったい世界のどこで「カメヤマの液晶テレビは素晴ら
しい」と言われていたのか、私は無知なので知らないの
ですが、日本の技術への誇りとか国内の雇用の保持とか、
様々な意味を込めつつ「世界的な名声を誇る」製品であ
ることを「日本人向けに」示すことに、あのステッカー
の意味はあったわけです。何だかとても駄目な構図だな
あ、と思うのは私だけでしょうか。